《MUMEI》 〜キズの手当ver.〜4「はわっっ!?」 「ケガ、してない?」 「大丈夫だy...イタッ...!」 「手のひら、すりむいちゃってるじゃん!」 「だいじょうぶ。これくらい...すぐ直るし!」 「よくないよ。女の子なんだしさ、キズあと残ったら大変じゃん?」 「...。」 「ちょっと待ってて。」 そう言ってB君は、教室の棚へ...。 しばらくして戻ってきた彼の手には、教室用に置かれている救急箱が。 「手、かして?消毒するから。」 「う...うん...。」 手を差し出した私は、少し驚いた。 男の子の手っておっきいんだ...。 なぁんてこと考えてたら、 「はい、終わったよ。気をつけてね、キミは、おっちょこちょいだから。」 「う...うん...。あ...りがと...。」 「じゃ、気をつけて帰りなよ?」 「うん。またね。ホントにありがとっ!」 「おう、じゃな!」 「バイバイ!」 〜END〜 前へ |次へ |
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