《MUMEI》
真実
ガチャッ

私は自分の部屋に駆け込んだ。

なんなの記憶がないって。

確かに私はあの子が死んだってちゃんと聞いたわよ?

なのになんで生きているの!?

それに私が刺したことも知らないで・・・。

「あーもうっ!」

私は叫んでベッドに寝転がった。


〜次の日〜


私はいやいや学校に行った。

教室に入ると穂香が私をまた昨日のところへ連れて行って

「どうして昨日早退したの?」

と聞いてきた。

「あ、あのさぁもしかして私のこと刺したのって可琳ちゃんなの?」

「この前だって中学のとき私が可琳ちゃんのこといじめてたとか言ってたしさっ・・・」

私はそれを聞いてへんな汗が出てきた。

私はもうどうしたらいいかわからなくなって勢いに任せて

「そ、そうよ!私が中学にときあなたを刺したのっ!
  いじめられてたお返しにねっ!」

と言って私はハッっとした。

穂香は呆然とこっちを見ていた・・・。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫