《MUMEI》

放課後だ、最高の放課後だ。

「悠太君、行こっ★」麗菜が僕を呼びに来た。

「今行くから待てよ。」僕は麗菜を見ながら言った。

そして、僕は麗菜のところへ行き、屋上まで駆け上がった。
遼はまだ来ていない。僕はとっさに隠れる。

 ガチャ
「麗菜ちゃーん、何?オレに告白!?」遼が笑いながら言った。

「ううん、違うよ。」麗菜は冷静に答えた。

「じゃ、何だよ。」遼はニヤニヤしている。 はっきり言って、キモイ。

「あのね…。」麗菜が言いかけた瞬間、

「遼、僕が呼び出したんだよ。」僕が出て行った。 遼は唖然としていた。

「は?何でお前が出て来るんだよ。」遼からの笑顔は消えていた。

「お前を殺しに来たんですけどー?」僕は微笑みながら言った。

「は?意味不。人殺し?ふざけるな。」遼が半笑いだ。

「だろ、麗菜。」僕は麗菜に近寄った。

「そうだよっ!」麗菜も笑っている。

遼はその場に座り込んだ。

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