《MUMEI》 放課後だ、最高の放課後だ。 「悠太君、行こっ★」麗菜が僕を呼びに来た。 「今行くから待てよ。」僕は麗菜を見ながら言った。 そして、僕は麗菜のところへ行き、屋上まで駆け上がった。 遼はまだ来ていない。僕はとっさに隠れる。 ガチャ 「麗菜ちゃーん、何?オレに告白!?」遼が笑いながら言った。 「ううん、違うよ。」麗菜は冷静に答えた。 「じゃ、何だよ。」遼はニヤニヤしている。 はっきり言って、キモイ。 「あのね…。」麗菜が言いかけた瞬間、 「遼、僕が呼び出したんだよ。」僕が出て行った。 遼は唖然としていた。 「は?何でお前が出て来るんだよ。」遼からの笑顔は消えていた。 「お前を殺しに来たんですけどー?」僕は微笑みながら言った。 「は?意味不。人殺し?ふざけるな。」遼が半笑いだ。 「だろ、麗菜。」僕は麗菜に近寄った。 「そうだよっ!」麗菜も笑っている。 遼はその場に座り込んだ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |