《MUMEI》
仕事
はー。ダルーい…。私は残業をさせられ、現在23時。カチカチ…。パソコンで文字を打つ音だけが響く。残業は私一人。他のみんなは残業あってもすぐ終わらせて合コンだとかデートだとかうだうだ言って帰って行く。
「あ!またミスった…このパソコン逝かれてるんじゃね?」
とボヤきながらミスった所を処理して行く。
「池田君」
「わ!」
急に後ろから声がするのでびっくりする。後ろを向くと……。「先輩脅かさないでくださいよ…」
「すまない、まだ残業かな?」「はい…。」
「なら今日はもう帰っていいよ」
「わかりました………って、え?」
いきなりなのでまたまたびっくり。
「君も今日は疲れているだろ?」
「はい……」
実際に今日は肩こりが…(笑)
「じゃあ帰らせて頂きます」
「はーい」
「本当にすみません。」
内心喜んでいる愛莉。
「いいよ。」
「では失礼します」
ガラッ。
ヒールの音が廊下に響く。
その頃残業をやるといった近藤は…………
「やっとこの日が来た………。池田君…いや愛莉は僕の物…。血が………僕を呼んでいるんだ……」

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