《MUMEI》
帰り道の幸運
残業から解放されご機嫌の愛莉。鼻歌を歌って駅に向かう途中。
「すみません…あの……」
「はい?」
見知らぬ男に声をかけられ顔を見る。そしたら
ちょー美形!!!!
美男なんだけど!!!
イケメンなんだけど!!!
「ここわかります?」
道案内かな?だったら大歓迎!と内心思っていた愛莉だった。紙に記された場所は紛れもない……………
「私の家…………?」
「はい?」
「いや!この×印の所だよね!?場所」
「はい…」
「私ん家だーー!!!」
「なんなら話早いですね」
「へ?」
「行きましょう。あなたのお家」
えぇぇぇ!!!?

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