《MUMEI》 あっという間に家到着ほとんど会話もせず帰り道を歩いていた二人。 でもこの人………一体誰なんだろ? ガチャリ! 鍵を開けて中に入る。 「お母さんー!いるー?」 「はーい。」 「その声は…」 「へ?」 「今日あんたの幼なじみのえー。確か森山 赤也って言う子がくる筈なんだけどー!愛ちゃんしらーん?」 その言葉を聞くなり男は靴を脱ぎリビングに向かう。つかなんでリビング知ってんの? ガチャ! 「あらま!」 「お久しぶりです。」 「え!何?知り合い!?」 「もー!愛ちゃん!幼なじみでしょ!顔見知りに決まってんじゃない!」 「幼なじみ……?」 「俺だよ!森山 赤也!赤くん(しゃっくん)て呼んでたじゃん!」 「赤くん………………あ!小学2年で転校しちゃった赤くん!?」 「そ」 「赤くん久しぶり!」 「唐突だけどさ」 「ん?」 赤くん久しぶりをスルーされ、真剣な顔つきになる赤くん。 「結婚してる?」 「ほんとに唐突だね…。してないよ」 「よっしゃ!」 ガッツポーズを決める赤くん。「俺と………結婚するんだもんね」 「うん…へ?」 「小さい頃に大きくなったら結婚しよて言ったの愛莉だよ」 「そんな小さい頃なんて覚えてない!」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |