《MUMEI》
近藤
ドアを荒くあけ、走る愛莉。
ふと携帯を使って先輩に連絡する。
プルル…
「近藤でろよ!」
イラつきが爆発する。
駅は混雑していた。
「ちょっとすみません」
人をのけいそいでホームまで行こうとする。人気の無い方からいく。こっちの方が近いのどーのこーの。
角を曲がろうとしたとき、
「ん!むぐ……」
後ろから口を抑えられ、気を失う。
「池田君。おはよう」
愛莉が体制を崩し気絶させた男が愛莉の体を受け止める。
気絶させた男……………
近藤だった。

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