《MUMEI》

「こんなところで話すのは刀を持っているので人目がありますから別なところで話しをしませんか?」
(それはいいが、よく警察に銃刀法違反で捕まらなかったな。そんな鞘むき出しで・・・。住宅街で刀を振り回す人目は気にしないんですか?っと突っ込みたいところだがなんかわけあんのか)

俺たちはとりあえず場所を公園にかえることにした。
「ほれっお茶でよかったか?」
「はい、ありがとうございます」
「んで話って?」
少女は真剣な眼差しで口を開いた。
「どこから話したらいいでしょうか・・・」
「名前から教えくれよ。なんて呼べばいいかわかんないからさ」
なるほどって顔をする少女は慌てて応えた。
「わっ私の名は徳神 千奈と申します」

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