《MUMEI》
悲しい瞳の真実
「…聖子さん?来なさい」

私は聖子。今、天国だと思うところにいる。そして私は鎧を着た羽がついているに話しかけられた。

「…?私が聖子よ?何かあったの?」

「…神様がお呼びのようなのでついてきてください」



神様が私になんのようかしら?

私は神様のところに行った。


「……」

私は神様を見た。それはとてもきれいで、きれいで…何も言葉がでないような美しさだった。

「…わぁーあなたが聖子さん?」

体は大人で中身は子供かしら?

「…えぇ」

「…私は“南 すず”です。あのですね♪あなたを生き返らしま〜す♪」

生き返らす……?

ナゼ?

「神!!何をなさってるんですか?知らない人間などに本名を教えるなと――…」

「ゴメンって!!流れみたいな感じでさらっと言っちゃったんだもん(泣)ってごめんねぇ 聖子さん?ある人の願いで生き返らすから♪」

ある人?

誰なの?そんなに知り合いいないと思うし……

「誰なんですか?」

「…小夜……」

「…えっ…?」

「…小夜なの。あなたを生き返してくれって言ったのは小夜よ!!」

どーして?

神様の目で叶えられる願いは終わったはず…なぜ?

「…ハンデだよ?」

「なぜ、小夜だけにハンデを与えるのですか?」

「……?わかんないの?文男がいるから小夜にハンデをあげたの♪」

文男がいるから?

そんなに文男は使えるの?

文男に何か秘密があるのかしら?

「文男には何かあるんですか?」

「文男はもともとここにいたロボットなの。それを間違えて人間界に送っちゃった♪それで文男は壊れちゃったみたいなの……私のせいでごめんなさい」

神様……

が私に謝ってる!?

普通の人に変じゃない!!!!

「…小夜と未来の親は私と同級生だったの…その子に間違えて未来のための子供を産ませてしまったの。その子はその力に耐えられず、産んだあと亡くなったわ。その子は小夜と未来のために産んだの。死ぬこともわかってたはずなのに………」

そのあと神様は後ろを向き、泣き始めた。それは辛く、辛く悲しい泣き方だった。

「…すず様……」

「……ココぉ〜……マリアが、マリアが私のせいで……あのとき止めていればマリアは死ぬはずなかったのに……私のせいで……うっうっ……」

マリア……?

それが小夜と未来の母親?

「…もう終わったことです。お気になさらないでください…」

神様は“ココ”の胸の中で静かにただ泣いていた。

「…聖子様。あなたは小夜様の願いにより生き返します。…ほらみえるでございましょう?あの光を…あの光を目指して進んでいってくださいませ。そしてあなたのすべきことをしてください……」

悲しい瞳……

それだけ大事な役目を私に?




神様……いいや“すず”私はあなたのために頑張りましょう…



「…聖子さん…あなたに言わなくてはならないことが…」

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