《MUMEI》
告白
12月23日。
今日は天皇誕生日だ。
素直に喜べない。
もしあれが正夢なら、あと2日。
何も出来ない僕がいた。

その日も僕は病院に行った。
華恋に手紙をもらった。
どうやら僕の手紙の返事みたいだ。
僕は華恋と少し喋って病院を後にした。

僕は家に帰って華恋の手紙を読んだ。
僕は華恋に“付き合ってください”と書いた。
華恋の返事は、

“別にいいけど、すぐいなくなっちゃうよ??
 一緒に遊びにいけないし、笑えないし
 泣くこともできないんだよ?? 
 それでもいいの??”

だった。僕は泣けてきた。
いいんだ。それでも・・・・。
それでもいいんだよ。
一人で泣いていた。
もうすぐ今日が終わる。
あと15秒・・・・・・。


日付が変わった。
12月24日。
残り1日。僕は泣いては始まらない、
と思い、泣くのをやめて・・・

とりあえず寝た。

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