《MUMEI》
アイリアス・セイン レストラン前通り
「あぁ。そうだよ。お前がどうするか楽しみでな☆
待ってたらさ、猛ダッシュでさ、1時間前に来るから笑ったわ」
セインは思い出した様な顔をして大爆笑だ。
「こっ…、この…」アイリアスは震えている。
「いやぁ〜。服も滅茶苦茶だしよ。焦りすぎ!」
確かに彼女の服はボタンも掛け違えている。
「お前女捨ててきてねえか?」セインが一言放った時だった。
「黙れコルァ!!」アイリアスがキレた。
アイリアスは融点−183℃である酸素を一瞬で放出、融解させ、
セインに容赦なくぶっかける。
さっきまでふざけていたセインは焦り、急いでかわす。
「こっ、殺す気か!!」セインは冷や汗をたらしながら叫ぶ。
「うっさいうっさい!もうちょっとあったかい言葉があるだろっ!」
アイリアスは顔が真っ赤だ。
「だからってお前もっと別の怒り方があるだろ!凍らせる気か!」
セインは汗だくで恐怖を感じている。

その時、通りに声が響いた。『セインをいじめないで!!』

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