《MUMEI》
アイリアス・??? ???にて
視界が開けると、そこは部屋だった。
それもソファにベッド、テレビなどもあり、なにより広い。
教室2つ分はありそうな部屋だ。

「3度目だが…気分はどうだ?」
「!?」アイリアスが振り返ると、道化の仮面を被った男がいた。
長身で、スーツを着ている長髪の男だ。年は…20代だろうか?
「気分…?」しつこい質問にようやく彼女は反応した。
「うっ…!」
瞬間、彼女は気持ち悪くなり、吐き気を感じた。
「治療しろ。」
仮面の男がそう言うと、部屋の外から黒服の男が2人、
担架を持って部屋に飛び込み、彼女を乗せた。
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同時刻。森の小屋の中。
ドタンッ!!
「あなた達は!?」
女性の大声がしてから1分もたたないうちに、
一回だけ。静寂な森の中に無骨ともいえる銃声が響いた。
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