《MUMEI》
セイン セイン自宅にて
同時刻。
ーーーーーーーーーーーーー
「くそ…!」
「ちくしょう!!」
セインは嘆き悲しみ叫ぶ。
「誰がッ…!誰だァァァァァァァァ!!」

朝。アイリアス誘拐から2日目。
銃声に気づいたセインが小屋にいくと、
ハーミットが心臓を打ち抜かれ死んでいた。
ーーーーーーーーーーーーー
アイリアス誘拐から3日目。
セインはハーミットを墓に埋めた。
そして、彼女が死んでから経過した時間を数える原子時計と、
アイリアスが彼女にあげたネックレスを棺に入れておいた。

夜。
もう1度小屋を訪れる。
おかしい。アイリアスが帰ってない。
彼女は気まぐれな面もあり時々遠くへ行っては、
数日してから帰ってくる事もある。
だがその時は連絡をくれていた。

セインは彼女とハーミットがこの地に移って来てからを知っている。
あの時はアイリアスも小さく、ハーミットも若かった。
「まずいな…」彼女の性格をよく知っているセインは焦る。
急いでガンショップ「サイクロトロン」に走った。

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