《MUMEI》
天空と地上 光の便り
「ただいまぁ・・・!!」
「あ!春人、おかえり!!」
「あのさぁ、図書館寄ってきたんだけど・・・・。
 こんなの見つけたんだ。」
「どんなの??」

「“天空と地上 光の便り”っていうんだけど・・・。」

「???」
「怜さんの言ってたお伽話の地上からの視点Ver.だと思う・・・。」
「・・・・・?
 どういうこと・・・・・?」

“そうだ!!神流は知らないんだ!!
   アトラスを救ったのが、地上の人間だったって事を・・・!!”

「ごめん!!なんでもない!!あれ??怜さんは??」
「怜ちゃん??怜ちゃんならそこに・・・・」
「・・・・・??」
「あれ・・・・!??
 さっきまでそこにいたんだけど・・・・・??」
と神流が指差す方向はリビングの机。
「!!!あれ、置手紙!??」
「あ、本当だ!!」
俺たちは怜さんの置手紙に目をやった。

“みんなへ
 少し調べ物をしてきます。
 帰りは遅くなると思いますが、気にしないでください。
 
 たぶん朝の3時までには帰ってこれると思います。
            
                            怜”

「なんで、朝の3時??」
「私たちにはいくつかの掟があるの。
 そのうちの一つに
 “自らの力を維持する為には明け方の3時までには
  家に入らなければならない”
 て、あるんだけど・・・・・。」
「なんで、入らなきゃだめなの??」
「・・・・・・・。分からない・・・・。」
「・・・・・。そっか・・・・・。」

        ただ今の時刻
               pm6:00

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