《MUMEI》

暑い、、どうしようもなく暑い。
蝉も追い討ちかけるようにミンミンと、、「今、自分最高っす! 」と言わんばかりにだよ。
蝉の鳴き声って聞いてると死ね死ね死ね死ねと呪いの呪文のように聞こえてくるから不思議だ。
「ミンミンミンミンミンミン!!」
あ〜、集中できん!
「こら〜、なーに奇怪な動きしてるんだそこの男子ー」
起立。
「先生!蝉の声がうるさくて授業に集中できませーん!」
「甘い!授業に集中できてないから蝉の声なんかがきこえるんだ!」
「ハイわかりました!!」
着席。
人間わかってなくてもわかりましたと言えばわかったように思わせることができてしまう、、怖いものだ。
とこの話は置いといてと。
「ミンミンミンミンミンミン!」
やっぱりうるさいよ〜?蝉さんごきげんだよ〜?俺はごきげん斜めだけどね〜。
蝉がうるさいから授業に集中できないのであって、授業に集中できてないから蝉がうるさいのではないのだ。
この方程式はきっと成り立つはずだ、うん。
なんかちょっと数学っぽいが今は英語の授業中であった。

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