《MUMEI》

「ひっ……ああっ」

身震いしながら、俺のものへと嵌め込んでゆく。
光の中はひくついて、熱を帯びていた。屹立としたものに、熱が絡み付いてきて、自然と息も荒くなる。

「ふ、うっ……、国雄の……おっきい……」

散々知っている俺の味も、改めて言葉にしている、なんとなくそれで光の考えを読み取った。
案の定、尖端が奥に到達するまでの時間は、光の喘ぎが鳴り響きっぱなしであった。
腹の周りを先走りで浸す。

光は、米岡を自分に惚れさせようとしているのだ。
確かに俺に付き纏われるのは迷惑だ、しかし光に惚れられるのはもっと迷惑。


「もっと動いて。」

米岡が光から目が離せないのだろう、気にくわない。




「ふあ、ひゅっ……あっ」

尾骨を何度も打ち付け、下肢が猥雑に弾いた。
泣き声と哭き声が混じる。
自らで自虐的に痛みを与えては、身悶える光に、両腕さえ動かせれば抱きしめてやっていただろう。


光が腰を浮かすのと合わせて、腹部にぱたぱたと精液が飛び散ってゆく。

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