《MUMEI》 アイリアス・ジョーカー 屋敷 大広間にて誘拐から5日目。 訓練についての返事を言う日。 アイリアスはジョーカーに呼び出され屋敷の大広間にいた。 「訓練…やるわ。」アイリアスはジョーカーに言った。 「ほう?どうした?最初はイヤそうな顔していたのに。」 ジョーカーのセリフからメッセージの内容は彼は 知らないことがわかった。 「やるわ。『アーノルド=ジョーカー』」 ジョーカーは驚いたような雰囲気だ。 「そうか・・・・わかった。ついてこい。」 ジョーカーは大広間を出て行った。 彼女も続いて、追いかけるように大広間を出た。 ----------------------------------------------- セイン とある街の宿屋の玄関にて 「もう5日か・・・」 アイリアスが失踪してから5日。セインはずっと探していた。 今宿をとっている街は故郷から50kmほど離れている。いろんな人に聞いた。 アイリアスを知る人に書いてもらった似顔絵を持ってずっと5日間歩いている。 「アイリアス・・・何が起こってんのか知らねえが、待ってろよ。」セインは宿を出ようとした。 すると従業員の人が話しかけてきた。「あの・・・、セイン様に昨夜郵便物が・・・」 (・・・!アイリアスか!?)礼を言いながら差し出された封筒を受け取り開ける。 前へ |
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