《MUMEI》
どーも、ナイス害藤田です(笑)
「ふ〜、やっとって感じだな」
満足げに藤田はそう言っていた。
「幸介は復活したの?」
夏海が聞いてきた。
「ああ、まあ、そうなんじゃね?」
「も〜、はぐらかさないでよ〜」
膨れっ面になる夏海。
「ボヤボヤしてると東條に持ってかれちまうかもしれないぞ?」
「な!?なんの話よ!勘違いしないでよね!!幸介に変なこと言ったらぶっ飛ばすから!」
「こえーな(笑)」
真っ赤になりながら夏海は教室を出ていった。
「まったく、罪作りな男よのお」


ーー同時刻ーー
「はあっ、はあっ、、あれ!?なんでいないんだ?瞬間移動でも使えんのかよあいつ」
階段の方に向かったのを見てたから上にも下にも行ってみたが見あたらない。
「、、、屋上、か?」
赤い文字ででかでかと『立入禁止!!』と書かれている。

『いやー、ないだろ』と思いつつ、なんだか好奇心に溢れている自分がいた。
『人間やっちゃダメと言われるものほどやってみたくなるものである』by幸介

恐る恐るドアのぶに手をかけた。
「きぃ〜い」
「あ、開いちゃった」
幸介は屋上に足を踏み入れた。

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