《MUMEI》
狩り
ー11年前僕は君に恋をしたー
人間の君に・・・
何があるか分からない、冷たいその目の先に君は一人の僕を見ていた
ー5年の月日がたち・・・
君と僕が再会した
「君はあのときの・・」
円らな瞳で僕を見ていた
「葵くん・・久しぶり。」
「おう、久しぶり片霧。」
ー片霧は、それ以来あまり会う事はなかった。
ー鬼は人間を恐れず・人間は鬼を恐れず・・ただ鬼の血筋を引いたものは、鬼狩りをしなくてはいけない
それがあたしの一族の掟・・・ー
鬼であるいじょうは、狩りをしなくてはいけない。
昼は、人の姿をし夜は鬼狩りを始める。
毎日がこういう日常だ。

獣から妖までが鬼狩りの役目
一族が持っている・・狩るリストに
載っている人間は魂を狩る
魂を狩る事は、死神と同じ事だと
あたしは思う。
さて今日も、鬼狩りの始まり。

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