《MUMEI》 傷(前編)Am 8:30教室 私には、人間の兄がいた。一族で鬼のものは人間と住んではいけない。 と昔小さいときにおばあ様に。言われていた。 「お兄ちゃん・・どこ行くの?」 「俺も、お前とずっといたかった」 ーさあいくわよ 桐亜!ー 「お兄ちゃん。いっちゃやだ!やだ あぁぁぁ。」 「どした?片霧。」 ー葵・・ 「なんでもない・・。」 葵は生まれつき特殊な体質で、霊や 妖が見える。彼がいつ襲われるかわからない。私の正体は誰も知らない そう。葵も知らない。 ー鬼になれば、葵まで傷ついてしまうかもしれない。 ーあんなことが起きるまではー Am19:00 「じゃあそろそろ、帰ろっか」 「あぁ。」 丁度帰る途中だった・・。 《ザッッッ 「なんか・・今」《バッ ー!! 『お前の身体をくれ・・ぁぁ 身体を・・』 とてつもなく、大きな妖。どうする 「葵ーー後ろっ!!」 ー!!ッッ 『ニンゲン。のカラダ』 「葵ーーーーー!!!」 ーガッ《くっ 「にげろ・・っっ・・片霧っ」 「俺はさ、もともと・・ 狙われやすいんだ・・昔からっ」 ーどうするあたし・・ こいつを、刈るかどうする?っ 前へ |次へ |
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