《MUMEI》

「あーうん大丈夫」私は無理やり笑顔を作って

穂香と教室に戻った。

私はなぜか授業中も橘先輩のことで頭がいっぱいだった。

授業が終わって廊下を歩いてるときも橘先輩と

出会わないかなぁなどとこんなことを考えながら廊下を歩く。

橘先輩の顔を思い浮かべると顔が赤面してしまう。

でもなぜこんな橘先輩のことを思ってしまうのか自分でも

わからない。病気になったのかと思うくらい

無意識に橘先輩のことを考えている。でも私はこの気持ちの名前を

知っている。この気持ちの名前は恋だ。そうかぁ…私は橘先輩に恋をしたのかぁ…

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