《MUMEI》
開花
「い゙ぁあぁああッ!!ひ…ひんじゃ…ひんじゃうぅうぅぅッッ!!!!」

「死ねよ!」

「うぁぁあぁあ゙あッ!!!」

泣き叫び、暴れる陽菜を笑いながら犯す佐伯は、鬼のように見えた。
本当に陽菜は佐伯に壊されてしまうんじゃないか、と心配になったけど『死んじゃう』と泣き叫ぶ陽菜の体は、痙攣を繰り返し秘部からは、透明な体液が噴水のように何度も吹き出していて…。

陽菜を犯す佐伯も異様に見えたけど、佐伯に犯される陽菜も、異様に見えた。








…──やがて、佐伯は陽菜の体内に果てた。


陽菜は人形のように床に横たわり、佐伯は満足したような表情で帰り仕度をし「また来るわ」と言って、僕の家を出て行った。






窓から差し込むオレンジ色の光に包まれた陽菜は、ボロボロで生きてるのか死んでるのか…いや、人間にすら見えなくて……。
僕は、陽菜の乳首についたままの洗濯バサミに触れてみた。
佐伯に摘ままれて『死んじゃう』と、泣き叫んでいた洗濯バサミ…。

「…ぁ」

そっと指で触れると、陽菜がうっすら目を開けた。

「…ぅ…ぁ…」

まるで言葉を失くしてしまったように声を発しながら、陽菜は僕の腕に触れた。



佐伯に犯されてる間、ずっと陽菜は敏感な部分を押し潰されていた。
ずっと痛みに耐えていた。

僕は陽菜を痛みから、解放してあげたくて……




…──違う。

解放してあげたかったんじゃない。
ただの、僕の好奇心。

この痛みから解放されたら、陽菜はどうなるんだろう…、そう思って僕は陽菜の乳首につけられた洗濯バサミを、ゆっくり外した。

「ひっ!?…ぅ…うぁぁあぁああ!!」

ゆっくり外したのに、陽菜は僕の腕をギュッと掴んで、叫んだ。

「痛かった?」

そう聞いたけど、陽菜は息を乱しながら切ない瞳で、僕を見ている。

「もうひとつも外してあげるからね?」

もう片方の乳首も解放してあげると、陽菜は再び叫び、僕にしがみついた。
今まで押し潰されていた陽菜の乳首は、潰れたままの無惨な形に変形していて、僕はそれを舐めてあげた。

「ひっ…!?」

陽菜が驚いたような声をあげてから、僕の頭にそっと手を置いた。
その行動に驚いた僕が顔を上げると、陽菜は切ない表情のまま僕を見ている。

「どうしたの?」

そう聞く僕の顔を、陽菜の手が包んだ。
そして陽菜の顔が近付いたかと思うと、僕の唇を陽菜の唇が噛んだ。

「陽菜…?」

いつもの陽菜から想像もできない行動に動揺していると、陽菜の唇が僕の唇を再び噛んだ。

何度も、何度も。
陽菜の唇は僕の唇を噛んだ。
その刺激に耐えられず、陽菜の口内に舌を挿入させると、陽菜が僕の舌に自分の舌を絡ませてきた。

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