《MUMEI》 明かされた正体ー『俺は鬼としての役目を。果たしてるだけだ。』 「一族として・・か。」 あたしは、あんまりそんな事は 思わない。鬼狩り一族とか・人間じゃないとか関係がないんじゃん。 だから・・・あいつは嫌いだ。 自分勝手な奴だし、プライドが高すぎて困る・・。《はぁ〜 「どんな奴か、分からないのに。」 ーでも・・そんな気配はしない。 帰ろっ。葵が心配だ。 pm19:00 「あっ・・おかえり。」 ー顔色が良くなってる。 「明日は学校に行ける?」 「あぁ。大丈夫」 ー良かった。 「今日も友達と約束してるから。行ってきますおばあ様。」 『気をつけて。』 ーいつも、茄魏を見ていて思う。 何処にいってるのか? 遊びに行くなんて、嘘だ。 「なぁ。茄魏はさ、何処にいってんだ?」 『あんたに、教える必要はない。さっさと寝ろ。小僧 』 《スタスタ・・・。 ー今だ 《タッタッ・・。 ー「何処にいくんだ。茄魏。」 ー森に?なぜ。 《・・・・・〜〜。 ー誰かと喋ってる。 もう少し近づいて・・。 ーうそ・・・だろ。 茄・・魏?なのか。 ー!! 僕の首筋に、殺気が走った。 『人間?ここで何してる?』 ー「鬼・・。角が生えてる。」 「殺される・・っ。」 「葵・・・。」 ー嘘。私の正体を見られた。 「茄魏。正直に言ってくれ・・ お前は、鬼なのか?」 ー・・・・っ。 前へ |次へ |
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