《MUMEI》
始まり
『ここどこ・・・?』
目を覚ますと知らないところだった。
辺りを見回すと歳をとったおじいさんが一人いた。
『あのぉ〜。ここどこですか?』
『・・・』
『あのぉ〜ここどこですか?』
さっきよりも大きな声で言った。
『お前さんは、何もおぼえてないのかねぇ?』
おじいさんは、意味分からないことを続けて言ってきた。
『お前さんは死んだんだよ。』
は?おじいさんは何を言ってるんだろう?
『小さい子供を助けようとしてね。車に引かれたんだよ。これでも、まだ思い出せないかね?それなら見せてあげよう。』
何かに吸い込まれるような感じがするとパッと光が明るくなって自分が子供を助けようとして車に引かれてる姿が見えた。やっと理解出来た。

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