《MUMEI》

それから鈴の自慢話を聞きながらも
教室についた。
私と鈴は2年2組だった。
『おはよ〜』
声が揃った。
おはよーと一番に駆けつけてくれたのが私の親友の双子の兄弟の森綾音と森大地だ。この2人は、小さい頃からの幼馴染みだ。
綾音は顔は可愛いけど何かミステリアスだ。でも、私の一番の理解者で居てくれている。
大地は....特に何も無いけど恋に関しては、一番の相談相手になってくれてる。すーごい女たらしなのは置いといてなんだけと.......。
『あんたの好きな来田翔太が来てるのよ♪』
『え〜〜〜〜〜』
私は驚きを隠せなかった。
なんといっても彼は、学年で一番格好いいと言われている。
スポーツ万能で勉強も学年1位で
そもそも顔がよさ過ぎるのだ。
『やっぱり超格好いい!
見てるだけでいい。』
心で言ってるつもりだったのに声に出てクラスの注目の的に。
私は顔から火が出るぐらい恥ずかしすぎて教室から出ていった。

この時私は何が起きるのか分かっていなかった。

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