《MUMEI》

「おはよう、麗菜!」僕は珍しく自分から挨拶する。

「元気が良いのね、何?」麗菜は目を丸くしている。

「良い事を思いついた。」僕は言った。

「もしかして、遼君の事?」と麗菜は小声で聞いてきた。 バレるとヤバイしな。

「おう。」僕は言い返した。

「どこに隠すの?」麗菜はとても嬉しそうだ。

「実は、僕の家に僕専用の倉庫があるんだ。鍵も僕しか持ってない、そこに隠そう。」僕は小声だ。

「やった、あったんだ!、悠太凄いねっ★」麗菜は実に嬉しそうだった。

それから、僕と麗菜は無言で教室にたどり着いた。

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