《MUMEI》 監視と戦術モニターには、蒼夜と遥そして東城の戦闘が映し出されている 「へぇ、あの鉄バカに勝てる能力者が現れたか…」 …カラン… 破壊の能力者、斉藤秀明は うれしそうにウィスキーの入ったグラスを揺らす グラスの中の氷が音もなく砕け、溶けて消えた 「炎の能力…… 良い能力だ クフフ… フフ…」 斉藤の笑い声が部屋に怪しく響く 廃墟にて 「この前は、運んでくれてありがとう…」 「いいよ別に、遥、軽かったしね」 「ホントに?」 遥は顔を真っ赤にしていった そんな遥はかわいい 「ホントだって」 遥は心底ほっとしているようだ 「まぁ、この前の話はさておき、 練習しようか!」 「そうだね!」 最近は、氷で守り、炎で攻めるやり方で練習している この戦術は使ったことはないが、かなり自信がでてきた あの鉄野郎にも通用するだろうと思う 前へ |次へ |
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