《MUMEI》
君との時間
そうして私と桜は退院した。家に入って「パパぁ〜心愛〜」「おかえりままぁ〜桜〜」2人が出てきてくれた。


そして3年がすぎた。

心愛は8歳桜は3歳になった。「ままぁーーいってきまぁーーす」「気をつけてね」心愛はもう小学生になった。
「桜ぁおいで・・・・・桜??」と桜のいる方向に目をやった。「桜!!!」見ると桜はぐったりと倒れていた。そして私と桜は救急車で病院に行った。
「先生。桜は・・・」「どうしてもっと早く病院に来なかったんですか?もう時間の問題です。」「・・・そんなぁ」大粒の涙。
病室に戻ると桜は点滴を打ってもらっていた。「桜・・。」桜はこっちを向いてくれた。「ママ。はいどうぞ」手渡されたのはさっき桜が折っていた折り紙だった。「さくら。ごめんなさい。ごめんなさい。」「ママよしよし。」

私は卓也に電話をした。そしてすぐに病院に来てくれた。「すず。」「卓也。ごめんなさい本当にごめんなさい。」「すずのせいぢゃない。」「だけど・・・もっと早くきづいておけばよかった。」「すず自分を攻めるな。」涙が・・・・・。

それから桜の闘病生活が始まった。

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