《MUMEI》 その放課後また靴箱に 『中庭に来て』 と書いていた。私は、口ではまたか〜と言いつつ心の中ではまた告白されるのかな〜とドキドキで中庭に行った。 『長野春菜さん、僕は.....僕は......あなたが好きです。』 『私のクラスの委員長だよね。練習してる!』 やっぱり告白だったんだと笑みを浮かべながら委員長のところまで小走りで行った。 『あの〜?なんかようですか?』 分かっていながらもわざとらしく聞いてみた。 委員長とか真面目系の人にはちょっとSが目覚めてしまうのが悪い癖だ。 『長野春菜さん、僕は....僕は.....あなたがです。付き合ってください。』 来た来た。 さっき練習してた通りだ(笑)。 『ごめんなさい(汗)私好きな人がいるんです。それに........委員長を委員長以上に見れません。ごめんなさい』 『いいんだ。僕はネクラで顔も悪いから.........』 『そういう意味じゃないんです。』 ヤベー。マジいじめたくなる。 『いいよ。そんなの。聞いてくれただけで嬉しいから......じゃぁ。』 『ごめんね』 今日はついてるな〜♪2人から告白されるなんて。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |