《MUMEI》

「麗菜、セシルの好きな人知ってるか?」と僕は聞いた。

「うん、知ってる。」意外だ、知っていたのか。

「誰だ?」僕はそれを知り、名前を借りる。

「何に使うの?」麗菜は聞いてきた。

「当たり前だろ、セシルを殺すのに使うんだ、名前を。」と僕は答えた。

「実はね、セシルの好きな人は…。」小声で教えられた。

衝撃だった。
何故かって?

セシルの好きな人とは…











僕だったからだ。

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