《MUMEI》 第1章普通の日常「ふぅっ…なんとかセーフ」 「セーフじゃないぞ〜♪」 「げっ真知子……」 「げっ、はよ・け・い」 この子は、志賀真知子。私のクラスの委員長で、私の親友でもある。 私は、真知子に沢山助けてもらっている、なんでもデキマスって感じの彼女は、私の自慢である。 …なのだが、一言余計。 「いっつも大変ねぇ、アツシ君、基本マイペース人間だから」 「そうなんだよ〜ぅ、わかる〜ぅ? …でも、いつも助けてもらってるからなにもいえないんだよね〜ぇ…ううっすごい屈辱…(泣 」 「まぁまぁ…そんなコトより〜じゃ〜ん、SAKURAの今月号! 今日、学校くるまえに近くのコンビニで買っちゃったんだ〜!!後で一緒に読もう!?」 そういい、真知子はどこからだしたのか、SAKURAの今月号をだしてきた。 「うん!見る見る、続き気になってたんだよね〜ぇ♪」 「だよね〜ぇ、特に、‘change‘が気になるよね〜ぇ!!この作者、いい作品書くくせに, 三ヶ月〜五ヶ月後に、やっと続きがでたりするんだよね〜ぇ!でも、好きだ!!」 「うんうんっ!] ホントにそのとうり、と思う反面、暴走気味だな〜ぁ、とも思う。 あっ!‘change‘っていうのは、SAKURAに連載されている作品なんだ! 双子のミユとユミが、13歳の誕生日に不思議な力を手に入れ、敵(黒)を倒すために戦う …という今の時代に流行りそうな内容である。 …それを真知子が凄い気に入って毎月買っているのだ。 それを私も読んでいる。 「いつ読む〜?」 「まぁ、昼休みの時かなぁ?」 「じゃあっ、昼休みにね!」 そういい、私は自分の席にいき、素早く鞄から教科書などを取り、 一時間目の準備をした。 前へ |次へ |
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