《MUMEI》
親の敵
ある日の深夜男性の叫び声がシャロ島に響いた
声の主と思われる男性は崖の真ん中に槍で突き刺さっているというあり得ない状況

一方ここはシャロ島のとある村
「さっきの伯父さん本当に何も知らなかったのかなぁ〜」
「うん…」
「聞いてるの?シャロット!!」
今和やかな話をしている双子がシャロットとアルスだこの双子は村でも評判の仲の良い双子だ
しかし
「あら・・・二人とも何所に行ってたの?」
「軽く散歩に・・・」
「こらアルス君!笑いごとじゃないのよ…今崖の方で男の人が殺されたらしいから」
この双子は普通ではない
「あなた達の両親を殺した犯人も見つか…って…な…い?」
ッゾ!…
「ア…ルス君?シャロットちゃん?」
…ドンッ!
「っツ!?」
「御母さん…それは禁句では?」
「シャロットちゃん?」
「刺さったのが足で良かったね母さん」(ニコ
「アル…ス君?」
そう…の双子は狂っている両親の話をすれば誰にでも牙を剥く
しかしそんなことを知っているハズがない
なぜなら…
「僕たちね今まで我慢してたんだ…親の話も…全部」
「そう…でも私たちは今日から我慢しなくていい」
なぜなら今日から双子は《復讐》を始めるからだ
「母さん今までありがとう…」
「ありがとう…でも、もう要ないの」
「「親なんて」」
そしてもう一つ…
「殺す前に教えてあげなよシャロット」
「そうね…ついさっき死んだ男の人は私たちが殺しました」
この双子こそこれから始まる大量殺人の犯人だ

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