《MUMEI》

次の日学校に行くと机の上がめちゃくちゃにされていた。

でも私は落書きされているときもあったからもう慣れている。

私は落書きは気にせず席に着いた。

泣いたりするとこれをやったやつらが喜ぶからだ。

授業が始るチャイムが鳴った。

すると担任の先生が来て「おい、このつくえどうしたんだ?」

みんな先生は同じことを聞いてくる。

なにも私の心配なんてしてないくせに心配そうな顏をして聞いてくるのだ。

どうせ本当のことを言っても信じてくれない。

だから私は「これは自分でやったんです」と嘘をつく。

中学生の時は本当のことを言ったのに信じてもらえなかった。

私の机をめちゃくちゃにした奴らはうれしそうに笑っていた。

先生は怒ることもなく何もなかったように授業を始める

そんな卑怯な先生と嬉しがっている生徒、こんな複雑な中私はひとりぼっちで生きてきた。

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