《MUMEI》 暗闇毎日 そう、毎日は戦っている 自分の居場所をかけて 365 この数字が僕は嫌いだ 1年なんて数える意味が無い どうせ、同じ様な毎日が来るのだから 朝起床して、学校へ行き、帰って寝る あぁ、退屈だ。 カチ カチ カチ カチ ボーンボーンボーン 体に響く時計の音で目が覚める いつの間にか寝てしまったらしい 何時かは分からない 暗い。 何も見えない。 暗中模索のまま前へ進むと 取っ手を見つけた 長さ30cmぐらいだ 多分、約2mくらいの扉だろう。 取っ手を両手で掴み思いっきり引く。 開かない。 今度は押してみる また開かない。 鍵穴は触る限り無く、3回ぐらい押す引くの動作を繰り返した。 「そんなんじゃ、ダメだよ」 「それでいいんだよ!」 後ろから誰かの声が聞こえる。 しかも、全く正反対の言葉 「誰かいる?」 見えない誰かに尋ねる。 知人に見られたら、完璧に変人だ。 「君の前!」 「君の後ろ!」 2人いる。 そう確信した僕は話だす。 「じゃあ、僕がだすなぞなぞをといてね?」 「わかった!」 「わかんない」 次へ |
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