《MUMEI》
鬼とあたし
《ザザザザザザ・・・
【ガウルゥゥウゥッゥゥ】
ーやっぱりこの子、もう鬼の本性表した事あるんやな。
〈茄魏ちゃん。頼むで!!〉

雨が次第に強くなってきた。
『これはこれは、あなたから本性を現してくれるなんて。』
【黙れ。クズが】

『クズはよけいですな。』
《シュバッ
ー『早い!?』ー
【ガァァァァギイジィイッィィ!!】
〈すごいなー鬼は。初めてみたわこんなん。〉
ー鬼が化物を倒すとこなんてな・・ー
ー「あたしは、本当にこれでいいのだろうか?」ー

『何処を見ているんだね鬼娘が!』
【ガィフィギイッギジッィ!!】
《タッタッタッタッ シュン!!
ヒュン!!
『ぐぐっぅくぅ・・。』

〈何してるんや!茄魏ちゃん。〉
《シュゥゥゥ
「あたしは、やっぱりこの身体で戦いたい。」
〈茄魏ちゃん。〉
「どうしても、あいつを許せない。
この身体で決着(けり)を着ける。」

「〈ハァァァァァ!!〉」
《ドゴゴォォォォン!!
『ぐぐあぁぁぁっ。』
「これで、一応けりは着いた。」
『ぐぬぅぅぅぅ ぅぅ。』
〈そうや!近寄ったら次こそお前を
滅するからな!!覚悟しとき!!〉
『・・・・・ぅぅ。』
「こんな奴またきたら殺ったらいいから、急ごう。縷々野さん。」
〈せやな・・。〉
《タッタッタッタッ

『ぐっぅぅぅ。小娘どもめ、いつか覚えてろ。』
《シュゥクゥゥ
ー〈消えた?!〉ー
「縷々野さん。早く!」



《タッタッタッタッ!!
ー葵・・
森の自然な綺麗な湖で葵達はいた。
葵の側で鵺紅丸がいた。

《ザザザザザ・・・・
雨の音がシンシンと湖に、響きわたっていた。

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