《MUMEI》

しかしその時だった流れ弾が俺の心臓めがけて飛んできたのだ、一しょんの出来事なのであまり良く覚えていないが的確に心臓を貫通して後ろの岩に当たった、そしてこれまでの事が走馬灯のように流れていき、俺は
「死ぬのか…どうせ死ぬんだったら最後に美紀の顔を見てから死にたかったなぁ」
と言い倒れると、マリンダが近づいてきた、そして気がとおくなり意識を無くしてしまった、気がつくと目の前には、靄が掛かっているが綺麗な花畑が見えた、そしてその奥に川が見えた俺は完璧に死んだと思った、すると
「隆、隆、お願いだから目を開けて隆」
と美紀の声が後ろから聞こえた、俺が後ろに振り向くといきなり光に包まれた、気がつくと病院のベッドて横になっており、美紀が隣で泣いているのがわかった、俺は美紀の頭を撫で
「美紀何でここに?」
と聞いた、すると美紀は
「マリンダっていう人から電話が来てそれで」
と泣きながら言ったどうやらマリンタが俺のケータイで美紀の番号を調べ衛星電話で電話したらしい、俺は美紀に
「そうか、じゃあマリンダを呼んでくれ」
と頼んだ、すると
「ココニイル」
と全身血まみれのマリンダが出てきた、俺は
「マリンダありがとう、君は命の恩人だ」
と言ったしかしマリンダは
「タカシゴメン、タカシウタレタノオレノセイ、オレガアンナバショオシエナカッタラ…」
俺はマリンダの話に割り込み
「マリンダが教えてくれなかったら今頃蜂の巣だったりして」
と言った、そしておれは美紀にもうこんな思いをしてほしくないと思い、この仕事を辞める事にした。次の日俺はマリンダに昨日のお礼と今日までのガイド料として115万1500円を渡し美紀と日本に帰った

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫