《MUMEI》
奴らの囮
杜神《海青こっちに来い》
海青「あぁ。あ、えと皆は先に始めといて。後でいくからさ。」
空〔あぁ、分かった。〕
奈留[よくわかんないけど、ほら!
綾世行くよ!]
綾世「えっ。あっ、うん。」

《タッタッタッタッ
ー海青くん・・ー
森の奥へと俺は連れて行かれた。
杜神《よし、ここならいじゃろう。》
海青「さっきの奴はやっぱり、俺を探しているのか?」
杜神《多分そうじゃろう。あやつは、そのお前の父親の手下に使われているような、気配がしたのう。》

海青「俺はどうしたらいい?杜神。」
杜神《そなたはしばらくわしの所に
いとけ。》
海青「あいつらにはどういうんだ?」
杜神《そなたの先生がお前の事をよくしっとるであろう?》
海青「そうか・・先生に。じゃあ
俺が言ってくるから。」

杜神《先生にはもう魔の手が近づいているとでも言っておけばわかる。》
海青「あぁ、分かったよ。」

〈見ぃーつけた。〉ニッ
もう既に奴らの罠に誘い込まれているとも知らずに・・・

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