《MUMEI》

『くせぇ、町中が臭いやがる。』
〈落ち着けって。〉
『すいやせん。なんかノミ蟲の気配がするんで。』

背が高くて金髪に無愛想なサングラスをかけ、まるでみためがバーテンダの服を着用している青年とその青年の上司のようなメガネをかけた男が歩いていた。

「ハハハハハハ!!!どこまでも果てなく追いかけてくる人間・・クックッ。」

『トムさんすいません。やっぱノミ蟲いたんで行ってきます。 』
〈あーでも静雄、仕事の続きどぉすんだぁ?〉
『あいつを殺ってからいきますんで。もしノミ蟲を殺ったら俺は戻って来ないと言っておいてください。』

〈あー分かった。了解。〉

近くにあった道路標識を抜き始めた。

《メキメキメキ!!
『ウォォォォォ!!!!いーざーやーーーぁぁぁぁ!!!!』
「チッ静ちゃんに見つかったじゃん。あんたのでいで!!」

〈じゃあまだ、俺と遊ぶよなぁ??〉
「まぁ、静ちゃんは放っておいても
単細胞のバカだから。いいよ別に。」

道路標識が臨也の方向へと飛ばずに
一方通行の方へと飛んでいった。

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