《MUMEI》
話、そして…
天音「あなた達も道路の穴からこの世界に来たでしょ?」

刈部「!!
   なんで分かったんですか?」

天音「分かるわ
   この世界に来るには招待状がいるもの」

巽「その招待状があの穴って訳か?…随分と手荒な招待だな」

天音「そうね…
   向こうの世界での私は仕事でミスをしてしまってクビになってしまい絶望していたわ
   そして、願ってしまった
   何もかも忘れられる世界に行きたいと」

李緒「俺達と一緒だな…」

巽「…それで、どうしたんだ?」

天音「願ったその瞬間にあなた達と同じように穴に落ちて気がついたらこの世界っていう訳」

刈部「大丈夫だったんですか?
   その…げぇむとか」

天音「…落ちてすぐにげぇむに参加させられた」

李緒「!?」

天音「でも、幸運な事にげぇむに慣れている2人がいてくれたからくりあ出来たわ」

巽「…その2人と一緒に行動してないのか?」

天音「…そのげぇむで死んだわ……」

刈部「そうだったんですか…
   巽、もうこれぐらいでいいだろ?疑う余地なんてないよ」

巽「じゃあ、最後に1つ質問
  レオンとはどういう関係だ?」

天音「私があなた達が来るまでいろんなげぇむに参加し、生き延びて来たからじゃない?
   アイツは長くげぇむから生き延びる人ほどおもしろがって、その人に付きまとうから」

李緒「悪趣味なヤツやな」

天音「さてと、これでいいかしら?巽君?」

巽「…あぁ、疑って悪かった」

天音「別にいいわ、普通に考えたら疑われて当たり前だしね」

李緒「そういえば、このカードはどうやって使うんだ?」

天音「そのカードはこの世界で生き延びるのに重要な物よ」

巽「このカードが?」

天音「ええ、そのカードの中のお金がなくなったら……死ぬわ」

刈部「なっ…!?
   どういう事ですか!?」

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