《MUMEI》 ヒーロー・も・ど・き3人気(ひとけ)の無い、体育館裏へ入ろうとしたそのとき、 「待てよ!!」 一瞬、ビクッとなった。 クラスメイトの、男子(N)だ。 反射的に逃げる。 しかし、男子の足に勝てるはずも無く、あっさりつかまる。 「離してください。」 ほんとに、感情を捨ててしまったのか定かではないが、 無感情な声になってしまった。 「そんなこと、できるかよ...」 「何で追いかけてきたんですか?あなたとは、何の関わりも無かったはずでは?」 クラスメイトであることを除けば。 「何でそんなに冷静なんだよ!?」 「感情は、捨てました」 「は...?」 次の瞬間... 前へ |次へ |
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