《MUMEI》 疑惑《ザザザザ 「茄魏、僕は鵺紅丸さんの分も僕が奴らを潰す。」 「えぇ、そうよ。あいつらは鵺紅丸の仇。」 〈それにしても鵺紅丸くんのもう一人の、人は大丈夫なんか?茄魏?〉 「今の所詳しくは分からない。」 「もし、まんがいち鵺紅丸のもう一人が偽物だったらあたしが許さない。」 ー偽物だったとすると、許すどころじゃすまない。 『ではまた明日来ます。僕はこれで失礼します。』 〈鵺紅丸くん、どこいくんや?〉 『いえ、僕はこの奥に住んでおります。』 ー鵺紅丸がそんな所に住んでいるとは初耳だった。 ますますおかしい ーそれが本当ならば、初めてだ。 『ではこれで。』 鵺紅丸のもう一人は頭を下げて、杜の奥へと走っていった。 「葵。縷々野さん。」 「?なに。」 〈どしたん?〉 「あした、あいつが本物なのか確かめて見ない?」 〈そやな、言われてみれば少ーし怪しいところがありそうやしな。〉 「明日は手分けしてこっそり探ろう。」 「偽物と分かれば明日の夜にはsoulリスト乗るはずだ。」 「皆頼むね。」 了解ーー 前へ |次へ |
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