《MUMEI》
転校生
「ふわあぁ〜…」

「もう、琉雅!学校に着いてるのに何回あくびしてんのよ」

「だって、昨日はゲームにハマっちまってよ〜…」

「そんなの自業自得でしょ
 そんなことより、聞いた?」

「あ?何だよ?」

「今日は転校生が来るんだって!」

「ふーん…」

「えー、反応薄くない〜?」

「おい、お前ら席につけー」

「ほら、先生が来たから自分の席に戻れよ」

「も〜、あっ!授業中寝ないでよ」

「へいへい」

「お前ら、今日は転校生が来てるから仲良くしろよ?おし、入れー」

ガラララッ…トコトコ

「どうも…高原 仁(たかはら じん)ッス」

「ねぇ、あれ見てよ」
「金髪だよね…」
「うわー、あんなヤンキーいるんだな」

「えっと…席は瀬川の横だからあそこに座ってくれるか?」

「はい」

トコトコ……チラッ

《ん?今、高原がこっちの方を見たような…気のせいか……》

「よし、授業始めんぞ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫