《MUMEI》
imitationー偽物ー
「いってきます。」
「葵。頼むね。」
「おう、分かった。」

あたしは、鵺紅丸本人の一人とは
思えない。
あたしはずっとあいつの側にいてた。なのに、もう一人はそんな感じがしない。
ーまるで、誰かから逃げてるように・・・

キーンコーン♪
「休憩タイムだ。」
《タッタッタッタッ
ーうん?? 鵺紅丸さん・・・
誰かと話している。いや、僕が自分で確かめるんだ。

『あぁ、・・・うん はい、分かっています。・・・はいはいでは失礼します。』
《ピッ
「鵺紅丸さん。」

ー?!!
顔つきが、人目で変わった。
まるで真実を暴かれたように・・。
『葵。ちょっとこい。』
ーやはり・・何か隠している。
僕は屋上に連れて行かれた。

『おい、今の話・・聞いていただろ?』
「はい・・」
『お前俺の事、誰だと思ってる。』
『俺はやーーー』

「あんた偽物だろ?」
顔色が一気に変わった・・。

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