《MUMEI》 新たな試練刈部「ん…もう朝か……」 巽「おう、おはよう刈部 朝ご飯食うか?」 刈部「おはよう巽…ご飯あんのか!?」 天音「ええ、缶詰めだけどね 味は保証出来ないわよ…」 李緒「モグモグ…でもいけるぜ」 刈部「よし! 片っ端から食ってやる!」 李緒「おっ!負けへんで!」 天音「ふふっ」 ーー15分後ーーー 李緒「苦しっ…」 刈部「し、死ぬ…」 巽「はぁー…お前ら馬鹿だろ…」 天音「ペースを考えないで食べるからよ」 刈部「でも、おもしろかったよな」 李緒「ああ!」 巽「……なぁ…悪いんだが、話がある」 刈部「な、なんだよ いきなり怖い顔をして」 巽「……もう1回…げぇむに参加しねぇか?」 李緒「な…!」 巽「怖いのは分かる! でも、この世界にいられるのは後2日しかないんだぜ?」 天音「そうね… 逃げてばかりじゃだめよね」 李緒「天音さん!?」 刈部「でも……」 巽「怖いなら参加しなくていい 俺だけで参加する」 天音「私も参加するわ」 李緒「巽!天音さん!? …刈部は参加しねぇよな?」 刈部「………くっ… …参加……するよ」 李緒「刈部…!?」 巽「よし、李緒はどうするんだ?」 李緒「…俺は絶対に参加しねぇ」 刈部「李緒!」 李緒「俺はお前らと違うんや! …刈部みたいな頭脳もねぇし、巽みたいに強くねぇし、天音さんみたいに落ち着いてないし…… もう、俺の事はほっといてくれよ!!」 ダッ! 天音「李緒君!」 刈部「追いかけねーと!」 巽「待て!アイツはほっとけ…」 刈部「巽!?」 巽「アイツが選んだ事だ 俺達が口出し出来る事じゃねぇよ」 刈部「………………」 巽「…今、10時だ 1時になったら、ここを出る それまでに李緒が戻って来なかったら俺達だけで行くぞ」 刈部「そんな…!」 巽「刈部、李緒を信じてやれ アイツなら絶対戻って来る」 天音「そうね…信じてあげましょう」 刈部「……分かった…」 刈部《李緒…俺達は待ってるからな だから、絶対に戻って来てくれ!》 前へ |次へ |
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