《MUMEI》 淡い瞳の中にライフルが粉々に砕かれていた。 〈ライフルが粉々に!?〉 ーありえへん、こんな事があるんか? 「俺に余計な事をするからこういう結果になるんだ。」 『ぐっ・・・。ガキっ。』 「これは俺からの鵺紅丸さんの仇だ。」 葵は全く人が変わったように、別人だった。 「葵・・その目は・・」 「まだ、茄魏に伝えてなかったな。」 〈うちも初めてみる。〉 「俺の右目は、神の目と呼ばれる 【千里眼】。」 〈千里眼ってあの、100000人のうち 3人しか受け継がない謎の遺伝子。〉 「葵がこの間言っていた力って、それだったのね。」 『お前・・・本当に・・人間なのか・・・。』 「俺はれっきとした、人間だ。」 「茄魏。」 「?」 「あとは、頼むぞ。」 《ふらっ バタッ 〈葵くん!!〉 「なんか、昨日僕・・寝ていなかった見たいだ。」 ーさっきとは違う、いつもの葵くん 「茄魏、そいつを倒す前にお兄さんの事を聞いといた方がいい。」 「わかってる。 葵は休んでて。」 前へ |次へ |
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