《MUMEI》
軽蔑
「ひとつ聞きたいことがある。」
『なんだ?』
「なんで、あたしの兄があんたの組織のリーダーなの?」
ー兄はれっきとした人間だ。
〈そうや、おかしいやん。〉

『俺達はあいつに誰もかてなかった。 ただ、消えていく仲間を見ているしかなかった。』

『ひとつだけ言っといてやる、鵺紅丸のもう一人は本当にいるんだ。嘘はつかねぇ。』

ーそんなときだった。

ー『俺の妹さ、鬼なんだ。』ー
『はぁ?そんな事が通用しねぇよ?』
ー『いや、事実だ俺の一族は先祖が鬼と人間の間に出来た子供だったそうだ。』ー
ー『俺は、普通の人間だが妹は鬼の血筋を引いてしまったから俺は妹と、離ればなれになった。』ー
『それをあんたは、どう思っている。』
ー『俺は普通の人間と化物扱いされる人たちを軽蔑している人間を許さない。』ー
ー『だから、俺はお前たちのリーダーになって軽蔑している人間を
潰したい。』ー


「兄がそんなことを・・。」
ーずっとあたしの事を・・・

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