《MUMEI》
聖華学園
ついたのはいいんだけど・・・なに、これ?
私が想像してたのとぜんぜん違うんだけど・・・
フツーはさぁ、窓が割れてて壁に落書きされているのを想像しない?
私の前にあるのはとてもきれいな校舎まったく不良校には見えない
それに、不良を一人も見てないんだけど・・・・
とにかく、理事長室に行こうかな。
校内地図を見て理事長室を目指した。
校舎の中に入るとカラフルな頭の人たちがちらほら、さらに、すれ違うたびに痛い視線。
私、変な格好してないよね!?うん、絶対私は普通だ。
そんなこんなで到着♪
ノックして、ドアを開けた。
「しつれいしま「ひーめー♪会いたかったよ〜」
誰だコイツいきなり抱きつきやがって・・・・
「誰?」
顔の見えないこいつに聞いた。すると「俺だよ♪」といって離れた
「・・・な・・南雲?」
私の目にとまったのは龍連の9代目副総長桐嶋南雲(キリシマナグモ)だった。
「なんでいるの?」
「俺、ここの理事長!」
とんでもないことを言ってきた。南雲が理事長?この学校大丈夫なの?
「じゃ、今担任呼ぶから待ってろ。
 ・・・鳴海先生、今すぐ理事長室までこい。でないと、「しつれいします!」」
wow かなり早かったね(笑)
「って、あれ?姫?」
名前を呼ばれたので振り返ったらそこには、私の見慣れている顔があった。
私を姫と呼ぶこいつは鳴海純(ナルミジュン)彼も龍連で9代目幹部そして、私の従兄弟。
「ナルが教師・・・・・この学校ほんとに大丈夫なの?」
マジで心配になってきた・・・
ここまで来てなんだけど、母さんを恨むよ・・・
「姫、こいつが姫のクラスの担任だ。多分、分かっているとは思うがここには、沢山の族がいる。
くれぐれもお前が龍連の舞龍だとばれるなよ?
そして、ここは全寮制&女子は姫1人だからな。」
・・・・・・・はい?全寮制?女子1人?
「聞いてない!!!!」
・・〜〜♪♪
携帯が鳴りメールが1件あった。まさかとは思ったが、
『言い忘れてたんだけど、あんたの学校全寮制だから。』
・・・・やっぱり。
つか、少しは期待を裏切れよ・・・
と、しばらく携帯とにらめっこしてた。

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