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《MUMEI》 大きく胸が高鳴った。 気付けば瞳から涙が こぼれ落ちていた。 うそ…？ 信じられないあたしは、 《え？》と送った もしこれで、冗談だよとか 嘘だよとかきたらあたし… 不安を抱えながら携帯を握りしめていると受信した。 《わかんなかった？ 俺の好きな人、那奈 那奈が好きなんだよ。 だから忘れたくないわけ》 嬉しくて嬉しくて… 余計涙が溢れてきちゃって… […すきっ] そうつぶやいた。 前へ |次へ |
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