《MUMEI》
次の日は?
昨日の事のせいで今日はまだ恥ずかしくて否の顔を見れていない
否の方も顔を赤くしてうつ向いてる…


昨日の洸は可愛い過ぎた…
ってか俺は洸に誰が好きとかわからないって言ったばかりだったよな?
でも…洸に否の事が好きだよって言われて正直嬉しかった
それに洸が顔を真っ赤にしてうつ向いて…
何かよくわからんが急にッドキってなって…
思いに身を任せたら…
思い出しただけでも恥ずかしい
いやでも…俺が本当に好きな奴もわかったし
洸も可愛かったしあれはあれでアリだな

「よぉ!否!と・・・」
「洸介です」
「そうか!よろしくな洸介くん」
何でこの人がここにいるんだ?
この人卒業したよな・・・
「否?この人って?」
「あぁ・・・俺が入学仕立てのときの剣道部主将だ」
そうだ…俺が今剣道を出来ているのはこの人のお陰なんだよな
そういえばまだあの時のかり返してないな
「あの時はありがとうございました主将」
「おいおい…相変わらず堅苦しいね〜否介くんは」
「いえ…あの時のかりは必ず返させて頂きます」
「否くん怖いよ何か…でもまぁ礼儀正しいのは悪いことじゃ無いから良いとは思うよ」


今来たこの人が否の一番尊敬してる人かぁ
異様に否と中良いな…
ちょっと嫉妬しちゃうかも…
「あ…あのぉ〜お名前は?」
「あ!すまん忘れてた…」
忘れてたって…
「俺の名前は南鷹真義だ!それと元剣道部主将改めて宜しく!洸介くん」
南鷹真義…何か聞いたことあるような…
「うわ!やば!チャイムなるぞ!洸!早く」
南鷹?うーん…
「先行っとくぞ洸」
南鷹…真義…
「おい…洸介くん?」
!?
「あ!はい!」
「愛するお兄ちゃんに置いていかれてるよ?昨日倉庫に入っていった時ぐらいくっついてないと」
え?…もしかして昨日見られてた?
マジで?…
「見てたんですか?」
「見てたよ?って!話を反らさないだから昨日見たいにくっついてないとお兄ちゃん取られるよ?」
「誰にですか?女子なら…」
大丈夫ですよ?と言おうとしたとき
「女子じゃない…俺にだよ」
!!一瞬僕は自分の耳を疑った
「俺はね〜あいつが剣道部に入って来たとき一目惚れしちゃったんだよね〜」
一目惚れしちゃった!?
「まぁだから好きならちゃんと一緒にいなよ…俺に取られたくなかったら」

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