《MUMEI》

そして学校。  私はいすに座った。すると直哉君がこっちに来てとドアのほうから呼んでいる。少し気まずい空気になりながらも私は 直哉君のところに行った。「なに?」「おれら付き合おう。」・・「わかった。」 少し返事に迷ったけど私にはもう直哉君しかいなかった。

そして教室にもどった。「てめぇ昨日やったんだって??」男子が冷やかしてくる。そして女子のみんなの視線が怖い。 「ちょっときて。」言ってきたのはみき。そしてきたのはトイレ。いきなり上からぢゃぁーー水がふってきた。「ふふふ。あははは。」「あ・・愛?」「あはははは・・・えーーん。ひっくひっく。裏切りも〜のの夢ちゃん。夢といっても悪夢だね。」といってバケツを私の方にけった。「ねぇ?夢?直哉くんどうだった?」きいてきたのはマナ。「くそやろう。」といって私の手を血が止まるくらい締め付けた。「い・・いたい。」思わず言ってしまった。「は?調子乗るなよ。愛の心の方がもっといたいよ。」返す言葉がない。あるわけない。そして私がいるのは屋上。そしてほって行かれた。そして一夜明けた。「お腹すいた」そして私は2日目の5時間目に見つけられた。先生に「誰にやられたの?」ときかれたが「わかりません。」とこたえた。そして私はまた直哉君と一夜をともにした。もう精神的にぼろぼろ。そして3ヵ月後。机に落書きの文字。「もう慣れっこ。」とおもい読んでみる。「死ね」「変態」「かす」「直哉命」「メス豚」色々書いてあった。なんだか私はもう慣れすぎてしまいこんなの平気になった。私は両親もいなくてちいさいころからおばあちゃんに育ててもらっていた。だから弱いおばあちゃんにはいくらでも反抗できる。そのことをいいことにレストカットを10回してひもぱんも買った。直哉君を家に呼んだりもした。    私はもうどうでもいい存在かもしれない。  なんておもっていると 急に吐き気に襲われた。  生理もきていない。
妊娠だろうともうあきらめていた。「私の人生もう終わってるし。いっそのことこの子を産んでどこか遠いところで幸せにくらそうとおもった。」

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